2021/10/10(日) 21:15 0 8
前受けの北津留翼が気迫の突っ張り先行。嘉永泰斗が番手捲りでV。GIII初優出で見事に地元記念を制した。
「北津留先輩のおかげです。2コーナーを過ぎてからは後ろを見る余裕がなかった。最後も落車の音はしたけど、必死で前に踏んでいたので。勝てて良かったです。次からは自分が前で先輩たちを引っ張っていきたいと思う」。
それにしても、初日1Rでワンツーを決めた瓜生崇智と、準決勝、決勝と3回のワンツー。嘉永と瓜生で始まり、嘉永と瓜生で終わったシリーズになった。嘉永にとって瓜生は、ただの先輩ではない。
「中学時代から憧れていた先輩。瓜生さんの背中を追って競輪選手になったし、地元記念の決勝で一緒に走れて、勝てて。最高です。初日に2人でいいスタートダッシュを切れたのが、この結果につながったと思う」。
インタビュー後は瓜生とのツーショットや、瓜生におんぶしてもらう場面も。再開が決まった熊本競輪にとっては、今節のポスターにもあった“希望”しかない結末になった。
「熊本競輪が再開すれば、大きいレースも開催されると思う。そこで活躍できるように、もっと自力を磨いておきたい」。
最後は目を輝かせて宣言した。(netkeirin特派員)