2021/10/10(日) 17:30 0 2
長屋の師匠は不破将登。その不破の師匠はあの加藤慎平氏。長屋は孫弟子にあたる。
「はい、何かとご縁がありまして。ただ慎平さんにはあまり会えていません。お忙しいので」
加藤氏は競輪解説者として多忙を極めており、いつもどこかしらでシコシコと仕事をしているため、なかなか岐阜にじっくりいる時間がない。長屋は普段、加藤氏が経営するウエイトジムに行き体をつくっている。
「慎平さんがいないので勝手に器具を使って練習させてもらってます(笑)」
地道な取り組みが奏功し、今では着実に点数をアップさせて競走内容もレベルが上がったように見える。このまま順調にいけばS級点も手に届きそうなところまできた。ところが、本人はそこまで意識していないという。
「以前に予選で飛んだら、師匠から『目先の勝ちにこだわりすぎている』と言われて。その通りと思った。半端な仕掛けでもし点数を取っても上じゃ絶対に通用しない。だから今はまだ(点数は)いい」
加藤氏を大師匠と呼べる現役選手は長屋しかいない。その加藤氏の一門の割には笑いの要素が一切ないマジメな好青年だ。(netkeirin特派員)