2025/07/05(土) 09:02 0 0
101点台の競走得点を引っ提げ、今期はA級戦を迎えている。昨年10月、S級在籍中に「セッティングや走り方と色々と噛み合わずに10走りが92、3点平均でした」と叩きに叩いてしまいS級点を取れなかったからだ。101点の点数が示すように、前期はS級のスピードにも慣れてのびのびとレースを運べるようになっていただけに、もったいない降級となった。
初日特選は菱田浩二との2分戦。前受けから突っ張れずに菱田を出したが、打鐘から再び叩き返してそのまま押し切った。ホームで菱田の落車があったとはいえ、すぐさまアタックをかけるあたり、S級で揉まれた経験を感じさせた。
「菱田さんは強いしS級選手と思って走りました。突っ張りたかったけど、そのあと降りて番手の人たちが削られる恐れもあったので下げた。森安(崇之)さんの追い上げも怖かったからすぐに行きました。自分のレースはできたと思います」と今期初戦を白星スタートに胸をなで下ろした。
二日目の準決で他のメンバーが順当に勝ち上がれば、決勝では若手の有望株、岩井芯との対戦が待っている。A級にいながら95点を有するパワータイプとの対決に「岩井君、強いですからね。104点ぐらいの格上の選手と思って。自分はS級でまた戦いたいし、常に上を見続けて頑張りたい」と、腕をぶした。そのためにも、まずは準決勝を突破せねばならない。
2日目、準決7Rは地元の古川貴之と中井大介を背に自信満々の積極戦で人気に応える。(netkeirin特派員)