2021/10/09(土) 11:30 0 1
宮地寧々といえば強敵が相手でも果敢に自力を出して立ち向かっていくイメージが強かったが、直近4カ月の決まり手は「逃0捲0差1マ5B1」と気づけば追い込み選手のようになっている。
ただこれには意図があった。
「今は展開に応じた走りを勉強しているんです」確かに全く自力を出していないわけではない。ただ、以前なら先行争いをしていたケースで冷静に好位確保に動いたり、初手で良い位置が取れればマーク戦に徹するなど今は臨機応変に組み立てている。
「自力を出したい気持ちは常にあるんです。でも今は、その時その時で(良い着が取れる)チャンスの一番ある走りを意識してやっています。まずは成績を安定させて点数を上げるのが大事だし、(自在戦を)学ぶことで今後また自力メインに戻した時に生きてくると思うので。自力基本に流れで何でもやる、っていうスタイルでしばらくやっていくつもりです!」
1着は減ったが、その分、確定板をとらえる回数は格段にアップ。2月末の高知以降で決勝進出を逃したのは18節中1回だけと抜群の安定感を誇っており〝外せない選手〟へと成長した。宮地の『自在戦』に今後も要注目だ。(netkeirin特派員)