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【高松宮記念杯競輪】大先輩に捧げる弔い星。南修二「感謝しかない」

2025/06/22(日) 16:06 0 16

岸和田競輪「第76回高松宮記念杯競輪(GI)」は22日、最終日を開催。9Rの特別優秀で1着の地元・南修二に話を聞いた。

「郡山さんはあまり語る方ではないし、僕らは背中を見てやってきた…」と話した南修二

 灼熱の岸和田で、地元・南修二の執念が光った。

 昨日の準決勝、南は4着で決勝への切符を逃した。迎えた最終日は単騎の戦い。先手ラインにスイッチし、バックで和田真久留-岩本俊介の3番手から自力を発動し、捲り切った。力強い走りだった。

「緩むタイミングがあると思ったし、岩本(俊介)君が車間を空けたタイミングを逆手に取って行った。まだまだ底上げが必要。(古性優作や脇本らと)脚力差を感じるけど、そうも言っていられないので」と白星締めも笑顔はない。

 開催中、大阪勢に届いた地元OB・郡山久二さんの訃報。南は「本当に感謝しかないです。郡山さんはあまり語る方ではないし、僕らは背中を見てやってきた…」と言葉を詰まらせる。

 大先輩に捧げる弔い星。誰かを思って、誰かのために戦う人間の底力はすごい。南がそれを証明してくれた。(アオケイ・八角記者)

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