アプリ限定 2025/06/21(土) 20:25 0 1
まずは過去3年のGI決勝成績を比較してみよう。
S班は古性優作、脇本雄太、郡司浩平、清水裕友の4名が決勝に駒を進めた。近畿と南関東がそれぞれ3名ずつ勝ち上がり結束。準決勝へは大挙10名が勝ち上がっていた関東は、追加の末木浩二のみが勝ち上がった。
過去3年のGI決勝成績
選手名 | 回数 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|
古性優作 | 14 | 35.7% | 42.9% | 64.3% |
深谷知広 | 2 | 0% | 0% | 50% |
清水裕友 | 4 | 0% | 50% | 50% |
太田海也 | 1 | 0% | 0% | 0% |
郡司浩平 | 6 | 16.7% | 33.3% | 33.3% |
末木浩二 | 0 | 0% | 0% | 0% |
脇本雄太 | 9 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
松谷秀幸 | 2 | 0% | 0% | 0% |
寺崎浩平 | 4 | 0% | 25% | 25% |
直近3年のGI決勝での実績は近畿の古性、脇本がリード。二人の前を任せられた寺崎は、前回のGIダービーこそ決勝進出を逃したものの、24年10月のGI寛仁親王牌から4大会連続で特別競輪(GI・GII)の決勝に乗っている。
脇本はGI決勝で確定板に乗った3回はすべて優勝しており、残る6回は着外だ。一方で古性はGI決勝でも3連対率は6割を超えている。
次に21日に発表されたコメントをもとに、各選手の位置別成績を表にまとめた。
決勝の並びは、近畿が寺崎浩平-脇本雄太-古性優作、南関東が深谷知広-郡司浩平-松谷秀幸、中国は太田海也-清水裕友、そして唯一の関東・末木浩二は単騎戦となった。
過去3年の位置別成績
選手名 | 位置 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|
古性優作 | 3番手 以降 | 40% | 60% | 80% |
深谷知広 | 先頭 | 32.9% | 54.5% | 68.5% |
清水裕友 | 番手 | 41.4% | 64.3% | 70% |
太田海也 | 先頭 | 47.7% | 64.8% | 70.5% |
郡司浩平 | 番手 | 50% | 64.3% | 71.4% |
末木浩二 | 単騎 | 25% | 37.5% | 37.5% |
脇本雄太 | 番手 | 55.6% | 61.1% | 61.1% |
松谷秀幸 | 3番手 以降 | 2.9% | 22.9% | 31.4% |
寺崎浩平 | 先頭 | 28.7% | 47.3% | 56% |
過去3年の位置別データ上、勝率が高いのは番手戦の脇本雄太と郡司浩平だ。3連対率で見ると古性優作だけが8割を超えているが、古性が過去3年で3番手以降を回ったのは5回だけという点は考慮しておきたい。
S班の3連対率が軒並み高いなか、太田海也はこれまで出走したほとんどのレースがラインの先頭ながら、3連対率7割を維持しているというのは無視できない。GI決勝は23年の競輪祭(4着)以来だ。準決勝も逃げて2着と強さを見せている。
しかし結局のところ、寺崎浩平がどのような戦法に出るかが多くの人にとって決勝予想のターニングポイントとなるのではないだろうか。
2月のGI全日本選抜では捲りで決勝2着(優勝は脇本)と、タイトルはもう目前に思える。今節の寺崎は捲りに構えた初日に大敗。逃げた2日目以降はすべて2着という成績だ。最後に寺崎のビッグレースでの実績もひとつのデータとして付け加えておきたい。
大会名 | ライン | 優勝者 | 寺崎の着順 |
---|---|---|---|
25年ウィナーズ | 寺崎-古性-村田雅 | 古性優作 | 8着 |
25年全日本選抜 | 寺崎-脇本-三谷将 | 脇本雄太 | 2着 |
24年競輪祭 | 寺崎-脇本-村上博 | 脇本雄太 | 9着 |
24年寛仁親王牌 | 寺崎-脇本-古性 | 古性優作 | 9着 |
22年オールスター | 寺崎-脇本-古性 | 脇本雄太 | 9着 |
いかがだろうか? いよいよ22日、年末のKEIRINグランプリ出場権を手にする選手が決まる。各選手の決勝レース前コメントやさまざまなデータから、決勝の車券推理を楽しんでほしい。