16日から開幕中の松戸競輪ナイター「第22回さわやかチャレンジC(FI)」。10RのS級準決勝に125期の中石湊が登場する。

　S級3戦目、そろそろ結果にもこだわっていきたい中で迎えた今開催の初日は金ヶ江勇気を突っ張ると中石のペースでレースは進み、そのまま後続に何もさせることなく完封勝利。サラ脚で番手を回った菊池圭尚も振り切る圧巻のレースだった。

　2度跳ね返されている準決勝の壁を何とか超えたい今回は番手に佐々木雄一、さらにその後ろに関東の中川貴徳、高塩讓次と3車の援軍が付くこれ以上ない万全の布陣で臨む。

　相手も初日特選を制した山根将太に仕事人・塚本大樹がつく強力な体制ではあるが、FI準決レベルで頭打ちになってしまう選手ではないはずだ。

★中石湊は松戸競輪10R・S級準決勝に登場/19:32発走
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　また12RではS級初日特選が行われる。

　ここは特選組で自力脚強烈な橋本瑠偉が当然人気となるであろう番組ではあるが相手の坂田康季、小原丈一郎も曲者だ。

　坂田は逃げの決まり手も多く、直近4か月のバック数は13本と距離を踏めるのが持ち味ではありつつも、自分が勝つ捲りもできる選手だ。1月のS級昇級後、まだ現級での優出はないが、徐々にS級にも順応して点数も100点台に乗せているあたり、そろそろキッカケ一つでブレイクしそうな予感はあるが今回がそのキッカケとなるかどうか。

　また小原丈一郎も不気味な存在だ。24年前期まではS級に在籍し23年には共同通信社杯にも出場している実力者だったものの、失格が重なってしまった影響で24年後期からA級となってしまった。
　S級復帰初戦となる今回、タテヨコ動ける強みを生かしていざとなればの飛びつきや、坂田と橋本が踏み合うなら自力捲りなど幅広い選択肢を駆使して戦う。S級クラスの実力はすでに証明済みであり、いい意味であまり点数通りの評価をしない方がいいだろう。

　この中から誰が決勝への切符を手にするのか、ぜひ注目してほしい。

★松戸競輪12R・S級準決勝は20:30発走
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