2025/06/16(月) 12:00 0 1
16日から開幕する松戸競輪ナイター「第22回さわやかチャレンジC(FI)」。11RのS級予選に125期の中石湊が登場する。
今回がS級3走目となる中石だが、過去2走は共に2日目で敗退と準決勝の壁を破れずにいる。
ただ、S級6戦のうち準決勝を除いた4戦は全勝と現級でも戦える雰囲気は十分にあり、クラス慣れしてS級仕様のレースができるようになればナショナル仕込みの豪脚が炸裂するだろう。
今回は番手に同県でGI準優勝の経験もある菊地圭尚が付く。これから立つべきステージの景色を知っている大先輩を背負って、スケールの大きいレースを見せてくれるはずだ。
★中石湊は松戸競輪11R・S級予選に登場/20:00発走
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また12RではS級初日特選が行われる。
橋本瑠偉、渡邉一成、山根将太の自力3車は共に直近4か月のバック数が10本以上と積極的に動くことができる。
橋本は前々走の玉野競輪では負け戦こそ1着で締めたとはいえ本来の橋本の力を考えると決して良いとは言えない結果に終わり、状態不安視された中で迎えた前走の地元戦だったが、初日、2日目と共に鋭い捲りを放ち優出を決めた。決勝は敗れたものの相手はGIクラスの佐々木悠葵で仕方なし。GI組不在の今回なら中心の存在だ。
渡邉は24年大スランプで一時はあやうく100点を割ってしまいそうなくらいまで点数を落としたが、25年に入り徐々にではあるが状態は上向きつつあり点数も106点まで戻してきた。
特に上昇気配を感じさせたのは前々走の取手記念だ。予選では最終1センターで依然7番手、さらに先頭の松坂侑亮の番手はタテヨコ動ける佐々木眞也と大ピンチの展開を迎えるが、一人だけ全く違う脚色で前団を軽々乗り越え、さらには番手の佐藤慎太郎を振り切るなど圧巻の内容だった。実績はここでは別格、数々の国際大会で結果を残してきたオリンピアンが全盛期さながらの自力脚を繰り出すか。
その2人に割って入りたいのが山根だ。昨年から点数を落とし、今回も人気では橋本、渡邉の2人に劣るだろうが23年にはヤンググランプリにも出場していた逸材。本来持っているポテンシャルを発揮して現状打破といきたい山根としてはGI組がいない今回が大チャンス、ここで上昇のきっかけを掴みたいところ。
機動型3車による大激戦、明日から始まる「高松宮記念杯競輪(GI)」の資金作りとして一勝負してみては。
★松戸競輪12R・S級初日特選は20:30発走
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