9日から開幕中の奈良競輪ナイター「チャリロト杯(FI)」。11RのS級準決勝に吉田有希、末木浩二が登場する。

　初日特選は吉田のニゲイチ番組のはずが打鐘で三谷将太の奇襲を受け、それに対応できず7着に沈む悔しいレースで終わってしまった。

　今回の準決勝も初日と同様のニゲイチ構成の番組となった。初日の反省を活かして出し惜しみの無いレースで末木とワンツーを決めたい。

　だがしかし瓜生崇智、川口公太朗も黙っていない。飛びつき、競り、やれることは何でもやる瓜生はもちろん脅威で、川口も初日は単騎ながら積極的に前々攻めた笠松を背負ってダンマリという選択肢はないだろう。しかし末木も自力が本職とはいえ前で頑張る後輩のためにもそう簡単に位置は譲れない。

　それぞれの意地がぶつかる一戦、何かが起こりそうだ。

★吉田有希、末木浩二は奈良競輪2日目11R・S級準決勝に登場/20:00発走
▶出走表を見る
▶プロ予想を見る

　また12Rの同じくS級準決勝には地元から三谷将太と田中大我が登場する。

　初日特選は目標不在ながら自ら奇襲カマシを仕掛けて2着に逃げ粘りファンを驚かせた三谷。地元で見せ場ナシでは終われないという三谷の意地が詰まったようなそんなレースだった。2日目は同県後輩の田中に前を託す。今回は本来の武器である番手の大仕事で魅せてくれるはずだ。

　対抗するのは関東勢は小畑勝広が先頭を務める。小畑は前走の地元記念では二次予選で敗退するも、その二次予選以外の3日間はすべて先行勝負で3着に逃げ粘る気合の走りで爪痕を残した。先行から捲り追い込みまで何でもできるのが特徴で今回は地元勢相手にどのような策で挑むのか注目だ。

　また番手の小林令も地元勢にとって脅威の存在だ。番手の仕事はなかなか目を見張るものがあり、小畑が一度出切ってくれればあとは小林が何とかしてくれる、そんな期待ができるくらいの仕事人だ。

　地元勢が意地を見せるか、それとも関東勢が食い止めるか、夜の奈良で熱戦が繰り広げられる。

★三谷将太、田中大我は奈良競輪12R・S級準決勝に登場/20:30発走
▶出走表を見る
▶プロ予想を見る

▶ウマい車券とは？