競走得点トップは、九州のホープ・後藤大輝。あの古性優作も可愛がっており、徹底先行の走りもブレていない。近況の成績も充実しており、5場所前の別府ナイターで準優勝。続く、静岡FIで優勝して、ド先行振りもアピール。宇都宮記念では一次予選と最終日に勝ち2勝。前走の青森全プロも、5着、2着とS級トップ相手に善戦していた。人気になっても勝てる選手になっており、今節の堂々とした主役だ。番手を回るのは九州で上野優太。3場所前の高松でFI初優勝を決めており、プチブレーク中。

　地元は晝田宗一郎に期待。前回の弥彦FIで優勝しており、気持ち良く地元戦に挑める。カマシ・捲りが武器で、地元だし勝つ走りで十分。初日特選の想定メンバーを見ると、中部の柴崎淳が番手を回りそう。その柴崎も、タイトルに最も近い男と言われた選手だ。

　松坂洋平と福田知也も特選からのスタート。同県同期で、どっちが前を回るか注目される。大スターだった伏見俊昭も、前走の宇都宮記念で決勝進出。netkeirinのコラムも大好評だが、脚も良く回っている。

　予選からは西田優大、田中誠、戸田洋平、上田尭弥は確実に勝ち上がりそう。一番の期待は、広島市主催の開催なので西田優大になる。

　A級戦は、小笠原光の捲りがシャープ。位置に拘るレースはやっていないが、スピードだけで通用している。連係するのは、来期S級に復帰する荒澤貴史。小笠原光よりワイドに攻める梁島邦友も脅威。関東で鈴木謙二がアシストして一発十分。共にGIホルダーで存在感のある加倉正義と合志正臣も元気いっぱい。

　ガールズケイリンは、久米詩の独壇場だ。オールガールズクラッシックでは優出に失敗したが、次のパールカップ(GI)の優出候補。前走の奈良ナイターだけは悪かったが、時には、こんなこともあるだろう。落車空けだが、ママさんレーサーの大久保花梨も実力者の走り。GIでも実績のある當銘直美、又多風緑、松本詩乃も果敢に攻める。