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【オランダ王国友好杯】村田雅一「南修二さんなら、この選択をしなかった」

2025/06/07(土) 22:28 0 21

別府競輪場のナイター「オランダ王国友好杯(GIII)」は8日、最終日を迎える。12レースのS級決勝を走る村田雅一に話を聞いた。

中年の星として、乗りに乗っている村田雅一

 元々、マーク選手として良い選手だと思っていた。小兵の3人、村田雅一椎木尾拓哉坂口晃輔は狭いコースにも入り勝負強さもあり、玄人ファン受けする選手。

 だけど、誰がここまで、村田雅一が大化けすることを予想しただろうか。特別競輪の決勝に乗り、今節も絶好調の動き。二次予選は寺崎浩平のカマシを楽に差し切り、準決は新山響平守澤太志の3番手から突き抜けた。しかも、それ程の高配当でもなかった。

 村田雅一は「点数のない頃は、他地区の3番手回りはあった。だけど、今の位置になってから、それはやっていない。だから準決の新山君の3番手回りは葛藤があり、レースが終わってもモヤモヤしていた。南修二さんなら、絶対、その選択はやっていないので」。

 近畿は厳しいし、当然、村上博幸にも相談したと言うが「おじさんだし、良いのでは…」と、冗談交じりにケツを押してもらったそうだ。その村上博幸も気持ち良く、ここは3番手回り。

「博幸さんの前は初めて。そこも緊張しますね」

 メディアでよく書かれている"中年の星"だが、努力の人は、一歩一歩、階段を登っている。(町田洋一)

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