2025/06/03(火) 12:15 0 1
前橋競輪のミッドナイト「ケイリンアドバンスウィンチケ杯(FII・A級アドバンス・ガールズ)」は4日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
ケイリンアドバンスは、国際ルールに基づいており、作戦面のコメントもなく、シンプルに真っ直ぐ走る競輪。車番の有利、不利もあり、基本的に自力選手が有利。
3個レースずつの二層制のトーナメント。Aグループは、来期S級に復帰する鈴木涼介に期待。コンスタントに優出して脚色も良い。競輪でのバック数も多く、アドバンスにも適応できる。競走得点を持っている樫山恭柄は好位を確保してから。内枠から攻める事ができて、最終先行の番手が理想。2班だが中釜健次も優勝候補のひとり。恵まれた環境でトレーニングをやっており4月開催の名古屋で完全優勝。復活気配の植原琢也は、ヨコのない競輪に向いている。地元の1班は須藤直道で、番組面の優遇はないが、気持ちを入れて走りたい。
Bグループは米嶋恵介と熊崎麻人の自力勝負が中心。米嶋は前期のS級では苦戦したが、今期は優勝も多い。アドバンスにも適応できるスピードを持っている。熊崎の仕掛けは早く、前受けからの突っ張り先行が基本となる。地元からは宮内善光で、先手ラインの3番手以内が条件。
ガールズは年末の女王の座を狙っている坂口楓華で断然。ストイックにケイリンと向き合い、努力で、ここまで登り詰めてきた。ロングの仕掛けも魅力で、ビッグレースでも大胆に攻めている。それが昨年のガールズグランプリだった。奧井迪も相変わらず、ぶれない走りを貫いている。生涯、先行職人で、若手のお手本だ。追加で入った日野未来は、ガールズケイリンの広告塔として、メディアでの露出も多い。人気以上に実力も伴ってきた。先行がメインの畠山ひすい、レース巧者の村田奈穂は確実に決勝に乗ってくる。小泉夢菜、鈴木彩夏、當銘沙恵美は3連単要員。