2021/02/07(日) 19:00 1 7
今年1月の岸和田代替記念in和歌山を制して以来、通算8度目のGIII制覇だった。
初周は大方の読みは1番車の町田太我が取るものと思われたが、敵側である阿部大樹がスタートを決めた。町田は後ろ攻めとなったのは「出てきたばっかりの選手だし、前より後ろだったと思う。そこは問題なかった」と松浦が代弁した。
相手の眞杉匠は一歩も引かずに前受けからの突っ張り先行で抵抗。片道燃料の大フカシに町田は最終ホーム過ぎに撃沈した。そうなったら、松浦は町田の気持ちに応えるしかなく「平原さんとの勝負になると思っていたから」と覚悟の2角まくりを敢行した。
番手まくりの平原に併わされかけたが、続く阿部大樹をさばいて好位を確保し最後は直線猛襲。平原との壮絶な踏み合いをわずかの差で制し、大会連覇を決めた。
「(体調は)万全じゃなく、朝から筋肉痛もあった。そんな中で結果が出たので自信になりました」と、松浦は安堵した。そして、安堵したのは町田太我も同じ。「叩けると思ったが眞杉さんが強かった。松浦さんが優勝できなかったらどうしようとマジで心配だったし、まずは良かった。次こそは頑張ります」と再度、同じステージで戦うべく、気持ちを入れ直した。