2025/05/24(土) 18:59 0 4
平原康多の練習仲間としても有名な柿沼信也が、恩人の引退発表翌日に気迫の走りを見せた。
前を任せた笠松将太が番手発進の畑段嵐士に合わされると、俊敏に畑段にスイッチして直線一気。後位にいた星野洋輝に中割りを許し僅差の2着だったが、2着権利の狭き門をクリアして、準決進出を決めた。
「(平原康多の引退発表の翌日で)本当は1着を取りたかったんですが…」と悔しがったが「でも今回はとにかく絶対に勝ち上がりたかったので」とホッと胸をなでおろした。
「畑段君が番手から出てしまったので、あのまま(笠松を)拾っても中間着しかないと思った。点数も上げないとだし、申し訳ないけどシビアに踏ませてもらった。なんとか権利は取れたのでよかったです」
柿沼はA級生活が長かったが、平原の助言もあって今ではすっかりS級の常連になった。「引退はビックリしたし寂しい」が今の正直な気持ちだが、お世話になった恩人のために、今結果を出して恩返しをしていく。(netkeirin特派員)