20日から開幕中の弥彦競輪「デイリースポーツ賞(FI)」、12RのS級準決勝に皿屋豊が登場する。

　前走の日本選手権競輪(GI)では連日自力戦で準決勝まで勝ち進むなど近況は充実した内容の皿屋。迎えた今開催の初日特選は気迫の突っ張り先行で鈴木玄人を完封し、ラインでワンツースリーを決めた。

　準決勝はこれまで幾度となく好連係を決めてきた同県の西村光太とのコンビで臨む。間違いなく人気に推される今回もしっかり期待に応えたいところ。

　しかし朝倉智仁も不気味な存在だ。初日は原大智にフタをされる厳しい展開となるが、最終3コーナーで藤田勝也がインを空けた一瞬の隙を逃さずにスルスルと内へと潜り、最終的には杉本正隆とのワンツーを決めた。

　このような器用な動きをできる機敏さもあれば、鋭いダッシュも備えている朝倉だが、24年12月の大宮競輪決勝で小林泰正を背負って気迫の先行を見せたように気持ちのこもった走りができるのがなによりの武器だ。

　強敵・皿屋相手にどんな走りで魅せてくれるのか期待したい。

★皿屋豊、朝倉智仁は弥彦競輪12R・S級準決勝に登場！(発走20:30)
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　また10Rには同じくS級準決勝が行われる。

　初日特選組の野田源一、前走玉野競輪で優出の小畑勝広が人気を分け合う形になりそうだが、板垣昴も一発の魅力を秘めている。

　板垣は初日、最終1センターで依然後方の5番手、さらに最終バック手前で仕掛けたところで桑名僚也から厳しい牽制を受ける苦しい展開となるが、それでも圧倒的なパワーで捲り切り川津悠揮とワンツーを決めた。

　前走平塚記念の予選では大本命・北津留翼を捲り一撃で撃破しているようにツボのハマった時の爆発力は魅力、競走得点は今回のメンバーで最も低いが侮れない存在だ。

★板垣昴は弥彦競輪10R・S級準決勝に登場！(発走19:35)
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