■地元勢がシリーズを引っ張る！

　いつも「ウマい車券」で予想購入されている方々、ありがとうございます。専門紙アオケイの本田です。今回は5月15日(木)〜5月18日(日)に宇都宮競輪場で行われます開設76周年記念競輪、第一回「レジェンド神山雄一郎カップ(GIII)」の展望記事を書かせていただきます。

　今年から宇都宮記念の冠に師匠、神山雄一郎の名前が付いたなら、ハッスルしなきゃいけないのが飯嶋則之(栃木・81期)。2007年のオールスター競輪を制したタイトルホルダー。師匠の引退レースではきっちり後ろを固めてワンツーを決めた。地元3割増し、地元番組マンも飯嶋に配慮した番組を組むだろうから、きっちり勝ち上がって来場する師匠(2日目、3日目、最終日に場内で神山雄一郎トークショーあり)にいいところをみせたい！

　いいところを見せたいのは飯嶋だけではない！ 選手に聞くとGI決勝に乗るよりも地元記念決勝に乗る方が夢、同じくGI獲るよりも地元記念を獲る方が嬉しいと話す選手は多い。それほど「地元バンク」での活躍を皆が夢見る。

　なのでシリーズを引っ張るのは地元勢！ そしてその中心人物は眞杉匠(栃木・113期)。先の名古屋ダービーでは見事に準優勝、いや残念ながら準優勝。その悔しさを地元記念にぶつける。ちなみに宇都宮では共同通信社杯競輪(GII)を優勝しているし、一昨年の宇都宮記念を制している。逃げて良し、捲って良し、捌いて良しの三拍子。S班揃い、タレント揃いの今大会、それでも最終日最終レースの1着はこの人が奪う！

　ちなみにS班は新山響平、清水裕友、そして先に挙げた眞杉の3人が参戦。地元勢はその眞杉を筆頭に坂井洋、神山拓弥、雨谷一樹、長島大介、高塩讓次、幸田望夢、福田滉そして先に挙げた飯嶋の9人が参加。この11人が際立った走りをすれば、シリーズは盛り上がること間違いなし。

■推奨選手

　そして、それ以外にシリーズを盛り上げそうな面白い選手をここでピックアップしたい。

　まずは阿部拓真(宮城・107期)。追加での参戦だが、近況ずっと動きがいい。昨年10月の熊本GIIIでは一次予選、二次予選と連勝で勝ち上がって準決勝は3着でクリア(決勝5着)。3月の大垣GIIIでも連勝で勝ち上がって準決は2着で優出(決勝5着)。GIIIでの優出が多いし、直前の函館FIでは連日良い伸びをみせていた。500バンクの宇都宮なら持ち味発揮、鋭さ発揮だろう。

　次に後藤大輝(福岡・121期)。3月の「ウィナーズカップ(GII)」では9着2回あったが、1着も2回とスピード戦を制していた。そして4月静岡FIで嬉しいS級初優勝。直前の5月西武園FIでは連勝で勝ち上がった(決勝7着)。パワフルな走りで大物食いも十分可能。タレント揃いの今大会でもジャイアントキリングを狙う！

　最後に吉田有希(茨城・119期)。昨年末にガールズケイリンの増田夕華と入籍して、やる気パワーアップ！ 直前の名古屋ダービーで兄の吉田拓矢が優勝、さらなる刺激が入ったはず。正直好不調の波が激しく、「強い」というレースをしても次の日に「桁違いに弱い」という競走をしてしまう。でもそれが吉田有希、ムラだがそこが可愛らしい。茨栃ラインを組んで地元勢のために貢献してほしい。もちろん本人が勝つことを願うが。

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※競輪は適度に楽しみましょう