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愛知の近藤龍徳が引退を表明 2015年GII・サマーナイトフェスティバル覇者の“夜王”

2025/05/04(日) 13:35 0 13

引退を表明した“夜王”こと近藤龍徳(Photo by Shimajoe)

 愛知支部の近藤龍徳 (34歳・愛知=101期)が4日、日本選手権競輪最終日を開催中の名古屋競輪イベントステージで引退を表明した。

 近藤は2022年11月の防府記念で落車し、肩鎖関節を骨折。以降の開催を負傷欠場し、ここまで約2年半出走はなかった。引退報告の場で近藤は「僕の誰にも負けない武器は覚悟。覚悟があって走っていた。でもあの落車のときに覚悟が吹っ飛んでしまった」と語り、「お客様の投票にそぐわない走りしかできないのなら僕は自転車に乗ることができない」と心中を明かした。

 最後は「ファンのみなさん、それに先輩にも後輩にも支えられて走り抜けた競輪人生でした。ありがとうございました」と感謝を述べ、深々と頭を下げた。会場に駆け付けたファンからの「タツノリありがとう」、「おつかれさま」の声が飛び交う中、高々とVサインを掲げてステージを後にした。

 近藤は2014年12月にヤンググランプリ(GII)、2015年8月にはサマーナイトフェスティバル(GII)を制覇。"夜王"の称号はそのまま近藤の代名詞的ニックネームになり、多くのファンから愛された。

 引退表明の様子は日本競輪選手会愛知支部のXなどで報告されている。

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