2021/09/26(日) 16:30 0 5
23日から青森競輪場で行われている「みちのく記念善知鳥杯争奪戦(GIII)」もいよいよ最終日。6Rに行われた「競輪ルーキーシリーズ2021プラス」は犬伏湧也が大外を力強く捲ってブッ千切りの優勝。在所1位の実力をまざまざと見せつけた。1着から7着の全選手のコメントをここで紹介したい。(アオケイ・長谷川記者)
絶対後方になると思ったんで、しっかり行けるとこから攻めようと。ちょっと前が遠いなと思ったけど、踏み込んだ時にすごく軽かったんで、しっかり進んでくれました。展開的にはある程度想定内。上杉君はいま(1・2班戦で)6連勝中だし、そういう選手を相手に勝てたのは自分の中でこれからの自信になる。今後ですか? とりあえずS級に上がるのが第一の目標。上がってからはなるべく早く師匠(阿竹智史)と連係したいです。
どこかでカマそうと思っていたんですが、まさかの前受けでそういうレースにはならなかった。3番手に入ることはできたけど、不格好な感じで行ってしまって、スパーンと出ませんでした。もう少し落ち着いてから行っていれば…というのはあるけど、強い木村君を捲れているし、自分なりに手応えはありましたよ。
木村君がカマす前に仕掛けられればよかったんですが…。とにかく犬伏さんが強かった。気付いたら横を通り過ぎていました。せっかく北川君に任せてもらっていたのにあんなレースで申し訳ない。
このメンバーでジャンから駆けられたので、そこはすごく良い経験になりました。それにしてもみんな強い。分かってはいたけど、外をバンバン違うスピードで行かれて、力不足を痛感しました。
犬伏さんに付いていこうとか上杉さんに付いていこうとか、そういう考えは一切なかったです。しっかり自分で動いて犬伏さんより先に仕掛けたかったんですが、思った通りにはなりませんでしたね。周りからはよく兄貴(輪太郎・105期)とそっくりと言われるんですが、自分的にはそこまで似ているとは思いません(笑)。兄貴とは8コ離れているので、揉め事とかケンカもないし、とってもいい関係ですよ。
もし自分が前でやっていたらホームで仕掛けたけど、任せていたから何も言えません。こうやって後ろを回ることによって、チャレンジのおっちゃんが「なんでここで行かんのや!?」って文句を言う意味が少しだけ分かりました(苦笑)。
スタート出るときに腰を痛めてしまって…。踏み出しで口が空いて、そのあと何とか追い付いたけど、みんな強くていっぱいいっぱいでした。格上の選手達と戦えて良い経験になりました。