2年連続でオールガールズクラシックの決勝に勝ち進んでいる久米詩。今年は7度の優勝を飾り、28勝は坂口楓華と並んでトップタイ。直近は4節連続で完全Vを果たし、賞金ランク1位で今年最初のGIを迎えた。

「今年はGIごとにピーキングして、タイトルを狙っていく。そしてグランプリにつなげていきたい」

　昨年はオールガールズクラシックと競輪祭女子王座戦で決勝進出したがVには手が届かなかった。今年こその思いは強い。

「練習とかも試し、試しやっていて、計画と違うところもあったかな」

　さらなる上昇を目指して新たな取り組みにもチャレンジしている。過去2年はティアラカップからの始動だったが今年は予選回り。しかも、現在21連勝中の梅川風子との激突になった。自動番組のアヤで、本来なら予選の大本命を背負う2人が同じレースに入った。

「初日から自分の走りができたら」

　打倒・梅川へ短い言葉に思いを込めた。梅川とは昨年の競輪祭女子王座戦の準決勝と決勝で対戦して以来、今年は初対戦。小倉では2度とも久米が先着し、準決勝は1着(梅川は3着)だった。連勝対決の行方にも注目が集まる。(netkeirin特派員)