2021/09/24(金) 16:00 0 4
初連係の両者の呼吸はバッチリ。A級時代から長い距離を踏むことに執念を燃やしていた藤井侑吾は王道の抑え先行。松本秀之介にフタをしてグイグイとピッチを上げていった。 「ほぼほぼ作戦通りでした。プレッシャーがすごかったけど切ってからは流さずに行った。松本君を後ろに置けたし」と充実感が漂う。 「プレッシャー」の要因!?はもちろん、マークしていた愛知の大先輩、吉田敏洋の存在だ。
吉田も初連係の後輩との一番を楽しみにしていた。納得のワンツーに「僕の中ではまだまだやれると思っているけど、GIIIの勝ち上がりクラスで出し切るレースができたってことは大きいし自信になると思う。この間の富山記念の決勝よりも今回のレースの方が良かったと思うよ」と興奮気味にまくしたてた。
藤井も「緊張感が良い感じで。今シリーズは2日間ともに先行できているし、準決は二予よりいいレースをしていくだけ」と戦い方に一切のブレがない。久しぶりに飛び出した期待の大砲候補を吉田ら中部勢は大事に育てていく必要がある。
最後に吉田は言う。「練習じゃオレの自力なんてまったく敵わないし強い。レースであれだけ出し切る走りをしてくれればいい。準決以降、他の自力からのマークが厳しくなると思うが彼が乗り越えてくれることを楽しみにしている」と期待を込めた。 (netkeirin特派員)