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【KEIRIN ADVANCE】黒瀬浩太郎「誘導のスピードもあるし、後ろから外を踏むのはきついと思った」

2025/04/20(日) 09:15 0 1

伊東温泉競輪場のミッドナイトFIシリーズが19日に初日を開催。注目は2025年度から実施される「KEIRIN ADVANCE」。S級選手たちが新たなレーススタイルに取り組む。4Rアドバンス予選1を走った黒瀬浩太郎に話を聞いた。

「単騎は自分の感覚だけで走れるし、人に迷惑がかからない」と話した黒瀬浩太郎

 青森競輪と当場で同日程にて開催されている「KEIRIN ADVANCE」。こちらはS級メンバーによる激突で、4Rが口開けとなった。前検日の取材では、1R目とあって前例もなくどう立ち回ればいいかと思案顔のメンバーが多かったが黒瀬は違った。学生時代から自転車競技に打ち込んでいた筋金入りで「特に対策は練ってこなかったです。詳しいことは吉本哲郎さんがいるから聞いてみます」と泰然自若だった。

 実際、レースも堂々としたもので、誘導が退避する残り1周半からスパートをかけると、同時に上がった村上直久を制しペースに持ち込みそのまま押し切った。誘導のスピードを計り、他派の仕掛けを封じる余裕の運びだった。

「誘導のスピードもあるし、後ろから外を踏むのはきついと思ったし、村上さんを出すつもりはなかったです。残り1周半なら残れる距離なので焦らずに。単騎は自分の感覚だけで走れるし、人に迷惑がかからない(笑い)。それに考え込む場面が少ないので合っていますね」とさっそく手の内にしていた。

 内枠の自力選手が有利、誘導のスピードに後方の面々は手を焼き押さえにも行けず、内を突っ込む余裕すらない、といった傾向が見えたレース。2日目以降は経験から対策を練りアップデートする選手が増えてくるはずだが、それでも黒瀬は悠々と立ち回りそうだ。 (netkeirin特派員)

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