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【みちのく記念善知鳥杯争奪戦】“深谷、待っとれ!”と吉田敏洋が燃えたぎる炎の自力戦

2021/09/22(水) 18:00 0 6

青森競輪場の「開設71周年記念・善知鳥杯争奪戦」が23日に初日を開催する。12R特選を走る吉田敏洋に話を聞いた。

前へ前と立ち向かう姿を見ていると血湧き肉躍る思いの41歳のベテラン・吉田敏洋

 41歳を迎えたベテランは「疲れが抜けない。成績は数字通りで良かったり悪かったりの繰り返し。スッキリしないことが続く…」とボヤくが、真夏のきつい時期を自力で戦い、レース間隔も詰まっていることを考慮すれば致し方なし。

 伸び悩む中部地区の若手たちを前に、吉田が長らくやってきたことを鑑みればいくらでもボヤいていい。「体調はいいんですよ。ただ、もう9車の競輪の染み付いている量が違うんでね…」と、FIシリーズともなると途端にフォームを崩してしまうのがジレンマ。今回も3場所続けて7車立てからの記念開催。9車との切り替えが難しい…。

 それでも今節はモチベーションが高い。明確な理由がある。「今回の楽しみのひとつに深谷(知広)と自力で勝負できることがあります。愛知同士の時は(2016年川崎)サマーナイトの決勝で深谷-金子(貴志)さんと別線でガチンコ勝負をしたことがあったけど、地区が変わってから、お互いに自力でぶつかるのは初めて。そりゃ頑張りますよ!」

 青森競輪場は山の中にあり、秋の訪れとともに肌寒く感じるが、吉田の熱気はすさまじく燃焼していた。41歳のベテランが守りに入らず、前へ前と立ち向かう姿を見ていると血湧き肉躍る思いだ。(netkeirin特派員)

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