2025/04/11(金) 19:15 0 5
初日の一次予選6Rは園田匠と共に圧倒的本線を担ったが、後手に回り仕掛け不発に終わり勝ち上がりを逃してしまった。「原因不明です…」と肩を落としたが、2日目は1車で来た高橋成英を出すと、間髪を入れずにまくりを決めてゴール線を突き抜けた。
「突っ張るつもりが出られてしまった。そこは失敗でしたけど1車だったので助かりました。そこからは良い感じで踏めました」と早々と軌道修正に成功した。
今シリーズから新車を投入しており、当初はそのセッティングに問題があると思われたが「初日に比べればいい感じですけど、それだけじゃなかったみたいです」という。「プロテクターですね。初日は固めのものを使ったら、重くて自転車が全く進まなかったんです。2日目は娘用に考えたプロテクターを使ってみた。カーボン仕様だから軽いんです」と要因を明かした。
くわしく聞くと、128回生として5月にルーキーシリーズを控える娘(北津留千羽)のために整えたプロテクターとのことで、同タイプのものを自ら装着し良し悪しを確かめているという。
3月の四日市GIIIで落車をした際にも修正箇所をチェックしてきた。
「破れたところを滑りやすい素材にしたりとか、いろいろ修正を重ねています。コケたときの打撲は大きいけど、コケてわかったこともあったし、まあいいですね」と娘のためでもあり、結果として自分のためにもなった。まさに怪我の功名で体を張って身軽さを取り戻した。(netkeirin特派員)