2025/04/08(火) 15:30 0 22
大物の古性優作、高知記念を制したばかりの清水裕友、次が地元郡司浩平、深谷知広、骨盤骨折の佐藤慎太郎、地元の山田英明は残念ながら欠場になってしまった。
S班の参加メンバーは眞杉匠、新山響平、岩本俊介の3人。九州の2段駆け、3段駆けの作戦は怖いが主力は眞杉匠とみたい。前走の高知記念も内容は悪くなく、進化しているのは間違いない。長い距離をもがけ、しかもヨコの強さは新たな自力選手の理想像。伊東・ウィナーズカップにしても、あれが古性でなければ、完全に仕留めていた。連係するのは同県の坂井洋、3番手が杉森輝大の栃茨ラインの布陣。気心は知れており、勝つ走りで構わない。
苦しい走りが続いていた新山響平だが、ウィナーズカップは抜群の仕上がりだった。突っ張り先行だけでなく、もっと柔軟に走れば良いと思うが、そこが逆に新山の良さであり魅力。眞杉に絡まれるケースも多いが、そこは対策を練っているはず。
岩本俊介はS班1年生とは思えない責任感を持って走っている。郡司と深谷の欠場は痛いが、逆に自力で走れる自由さもある。慣れない3番手でも奮闘しているが、やはり魅力は捲り脚。もちろん、勝ち上がりの段階で野口裕史と道場晃規が同乗なら番手を回る。
近畿もビッグネームが集まり、寺崎浩平を中心にライン独占を目論む。今年前半の活躍を見れば、寺崎はGI覇者の仲間入りをしそう。古性やワッキーに食われない走りもみせており、あとは、どう展開を持って行くかだ。
地元九州は指令塔的な立場の山田英明が欠場になったが、その分、弟の山田庸平が頑張る。機動型は嘉永泰斗、伊藤颯馬、北津留翼で一番は嘉永の出来が問題だ。山田庸平は、地元で脚を作ってきており、協賛GIIIの優勝もある。
中四国は2班で予選スタートだが、世界の太田海也。ナショナルチームの選手らしく、爆発力は一番。
番手を回るのは仕事人の小倉竜二。