2025/04/06(日) 22:00 0 2
早坂といえば若き頃からS級で活躍し徹底先行で鳴らした職人だ。39歳を迎えた今でもラインの先頭で戦い続けて各地で奮闘している。先行した数だけの技術の引き出しがあり、あらゆる展開を頭に叩き込み、そのつど柔軟に対応する。
「簡単に出してもらえると思ったんですけどね。岸川(哲也)さんが踏んでいたので」と岸川に内で粘られるシーンはあったが「あれはわかっていました。岸川さんさえ封じてしまえば飛んでくる人がいないし、ホームはベタッと流したんです。もし1角で踏めば内の岸川さんが有利になってしまうし、(鈴木)謙二君が付けやすいように2角からドンと行きました」と番手の鈴木を配慮した計算づくの運行だった。
レース後、先輩から「後ろをべったり競らせたな!」と茶々を入れられたが「ははは、ズル駆けですよ」と涼しい顔。これまでの培ったテクニックを遺憾なく発揮している。
さて、2日目準決5Rは九州期待の新鋭、河崎正晴と在本直樹が相手。カマシ、まくりを得意とする河崎を後手に置き手玉に取ってしまえば軽々と押し切るシーンもありそうだ。(netkeirin特派員)