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【共同通信社杯】齋藤登志信「筋を通したまで…」

2021/09/19(日) 12:00 0 9

岐阜競輪場共同通信社杯(GII)」は17日、3日目を迎えた。1Rの一般戦で山田諒とワンツーを決めた齋藤登志信に話を聞いた。

今回、参加の選手で最年長の齋藤登志信。地元の山田諒と人気に応えてワンツーを決めた。

 一次予選、二次予選と自動番組だったが、その中で個人的に一番面白かったのが、一次予選の6R。北日本が4人だったが佐藤慎太郎は埼玉の森田優弥を指名。宮城勢は桜井正孝に竹内智彦。注目の齋藤登志信は愛媛の佐々木豪の番手へ。この辺りからの面白さはビギナーファンに説明は難しいが、それ以上のファンなら分かってくれるはず。5着権利であるし、着だけを考えれば登志信は森田、慎太郎の後ろが美味しかったはずだ。

 登志信は「そこを回ったら筋が違う。確かに勝ち上がりを考えれば、その位置が1番良いのは分かっている。それなら、同じ3番手なら宮城の後ろと言う事になる。そんな良いところ取りをやっていたら、若手に示しが付かないし、何にも言えなくなる。こうして分かってくれる人もいるが、この選択さえ間違っていると思っている人もいると思う。それぐらい競輪は難しい」。目先のレースだけでなく、深く競輪を考えているのがベテラン選手。調子良く立ち回り、生き残っているベテラン選手もいるが、登志信は気概があり、筋があると改めて実感した。(町田洋一)

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