2025/03/27(木) 10:00 0 5
前橋競輪場で27日から開催される「まえばし春風賞」。タレント性と競輪愛を兼ね揃えた「ケイリン女子部」部長・二宮歩美が今シリーズの展望と注目選手を紹介します。
▶︎今日の競輪予想はこちら
いよいよ今年度最後のGIIIが前橋競輪場で3月27〜30日かけて4日間、開催されます。ちょっと前までは寒気の影響で雪が積もっている日もありましたが、直前の開催で訪れた時には前橋市内にも暖かい気候と柔らかな太陽の日差しが降り注ぎ、公園や遊園地では子どもがTシャツで楽しんでいるほど春らしくもなってきていました。
またドームの目の前の前橋公園では桜の蕾がGIIIに合わせるためにまだ咲かずに待ってくれているようにも感じ、もしかしたら開催中にお花見も一緒に楽しめるかもしれませんし、出店も並ぶのでおススメですよ!!
GIIIと言うとついつい“1年に1回の競輪場のお誕生日=記念”と間違えがち! あくまでGIIIはレースのグレードでオールS級戦のクラスのこと。最近では記念の他に施設整備等協賛競輪や大阪・関西万博協賛競輪、あとはミッドナイトも始まり、大きく分けて4種類あるんですよね。
その中で今回の施設整備等協賛競輪とは『レースがつなぐ。未来へつながる』をキャッチコピーに収益の一部を車券購入機会拡大のためのシステム構築及び来場促進に向けた施設整備事業等を推進する目的に活用されるとか⁉
要するにみんなが購入した車券の売り上げの一部が、今後の競輪場のより良くなるためのお金に活用されるってことなので、ぜひ競輪を楽しみながら競輪場の未来も一緒に支える貴重な支援者の1人になって頂きましょう。
この時期は花粉症の選手も多く、室内のバンクはまだ症状が軽くなるから助かるとの声も。また群馬は空っ風と呼ばれる強い風が吹き荒れる日も多く、いつもCogubeと呼ばれるレンタサイクルで出勤しているのですが電動自転車にも関わらず全く前に進まない時もあるくらいの風を受けることがありますが、この影響がないのもドームならでは。
日本最大のカント36°を誇る超高速バンクで1周が335mで直線が46.7mと先行や早めの捲りが功を制するイメージ。レースは青板辺りから動き始め、S級クラスになると目まぐるしい展開に時に目が2つでは足りないくらい! それぞれの選手の動きが出てきたりハイスピードになるので覚悟して観戦頂きたい。
今回参加予定の地元4名の中で唯一、S級1班在籍する52歳。
10月の「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」の時には落車明けからの復帰戦で「無理やり出場してきたようなもので踏み出しの一歩目から千切れちゃうよ〜(涙)全プロ出場に向けた地区プロへの出場も毎年これが最後だと思っているが、(小林)泰正と一緒に連係するのが将来の夢だからそれまでは頑張らないと‼」と怪我の影響があったので心配していましたが年末GPシリーズでは復帰後初の白星で72万円の高配当を演出してちょっとした話題にもなりました。
それからは若手の選手にもしっかりとつき切れるどころか、ゴール前勝負も可能になった上で1月末にも前橋F1を走り、小林潤二応援団の皆さまの声援を受け最終日に1勝。今回も場内を盛り上げてくれそう。
今回、出場選手の中で1番得点を持っている優勝候補筆頭。46歳にしてなお毎年、GPに手が届きそうなボーダーラインにいて、佐世保GIIIでは深谷知広選手をマークして差して決勝戦に進出し「寝てたらあっと言う間にゴールについてリムジンに乗っているみたいだった。寝過ごさなくてよかった。笑」のコメントは印象的でしたね。
自身で自力をしっかりと持っているからこそのこだわりとスタイルで連係の有無も判断しているところも面白い。認められて連係する選手もその重みを感じて走っているのを感じるし、学ぶことも多くて更に上に行くには荒井選手の存在は一つのバロメーターになるイメージ。
熱量が高く豪快なイメージでインタビューではいつも迫力を感じる。SS級が不在の分を荒井選手が筆頭になって開催を盛り上げてくれそうで今から楽しみ!
直前の四日市GIIIでは3連勝で優勝していた。BKでは瓜生崇智選手と阿部力也選手の間を入っていき、完全に閉められたところを強引にこじ開け、なおかつスピードが落ちることなくゴールまで突き進んでいた“中割り捲り”の姿は見ていてスリル満点だった。これでGIIIは4年振り、3度目の優勝。
近況、南関勢全体が盛り上がってきて勢いづいてきている郡司浩平選手や深谷選手、岩本俊介選手、松井宏佑選手に次いで賞金ランキング13位にランクイン。5月にはダービー(日本選手権競輪)も控えていて、今はそこに向けて調整や練習に取り組んでいそうで去年以上の飛躍を目指して欲しい。
地元新人123期であり2回目の前橋GIIIに挑む。在所3位の実績の持ち主で高校時代から自転車に魅了され、日本体育大学の自転車部へ。デビュー当時から話題にもなり、ポテンシャルも秘めていそう。
前回は去年6月に開催された三山王冠の直前に特進し、追加での出場で話題になり、3日目には1勝を挙げていた。今回は直前、2場所が病気欠場になっているので体調面が気になるところではあるが、前回よりいい成績すなわち2次予選突破を目指してほしい。
ついついメインキャスターを務めている場のGIIIだけにいつもより熱が入ってしまいました!
私たちケイリン女子部も中継キャスターからレポーター、ステージMCにガイダンス、そして土日には館林場外でも予想会&トークショーMCを担当とメンバーフル稼働! ぜひ本場で見かけたら声を掛けて下さいね!