2025/03/20(木) 18:45 0 6
意地のぶつかり合いだった。
斬って斬って、初手は前中団の後藤が赤板手前から押さえると、すかさず3車の松井宏佑が反撃へ。激しい主導権争いは最終ホームで叩き切った松井に軍配。しかし、原田研太朗の捲り頃となって、松井は7着、後藤は9着に沈んだ。
引き上げてくるなり「きっつい!脚が痛い!」と息を切らす後藤。その後ろでは仰向けになって大の字に寝転がり、息を整える松井の姿が。2人の表情が激闘を物語っていた。
後藤は「松井さんの強さは知っている。(松井ラインの)4番手に入っても、捲れるかって言われたら捲れない。キツかったけど、いつも通りのスタイルを貫いた」と輪界屈指のスピードスターに真っ向勝負。
「松井さんが強かった。併せ切れていれば練習の成果が結びついてくれたと思えるけど、まだまだですね。力負けです。だけど、あそこまで抵抗できたし、大きなレースで力勝負できたのは残りの3日間に繋がると思う」と負けの中に価値あり。今後の糧にし、更なるステップアップを図りたい。(アオケイ・八角記者)