2021/09/17(金) 19:30 0 4
初手は王道の前受け。ここまではいつも通りだが、打鐘からがいつもと違った。伊藤颯馬の動きを見ながら一緒に上がってまんまと中団3番手を確保した。これには「僕らしくない展開ではあった」と少し照れ臭そうだった。
東京五輪を終えてここが4場所目。
手探り、手探りのレースが続いていたようで「自分の持ち味を出せていないなと感じていた。日本の競輪にむりやり馴染ませようと思って走っていたから」と悩める胸中を吐露した。
前回の向日町記念は初日特選に失格して途中帰郷となった。それでも、復調の予感を感じていたという。
「失格はしたけど走っていて感覚がすごくよかったんです。走れなかったけど感覚を維持できていたし今回、出せれば戦えそうだなと。初日のレースは向日町のようなイメージで駆けられたし良かった。組み立てはいつもと違うけど、やれそうです」と、今シリーズはいつも通りの強い新田が見られそうだ。(netkeirin特派員)