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【未来の競輪スター候補】ナショナルチーム中野慎詞、苦戦も「結果から逃げず練習に励めた」 

2021/09/17(金) 18:00 0 3

netkeirinでは、来年のデビューを目指し、競輪選手養成所でトレーニングに励む121期・122期の注目候補生を特集。今回は中野慎詞(22歳・岩手=121期)候補生の紹介です。(取材=netkeirin編集部)

中野慎詞(なかのしんじ/提供:公財JKA)

ーー養成所での生活や記録会で気付いた自分の強みはありますか?

 第2回記録会は、すごく悔しい結果になりました。

 でも翌日には、気持ちに踏ん切りをつけて一生懸命課題に取り組むことができました。結果から逃げることなく練習に励めるというのは、自分の強みだと思います。

ーー課題というのは?

 (養成所に入る前の)ネーションズカップでも成績がふるわず、コーチから“養成所で克服すべき課題”を2つ与えられました。

 1つはフォームの修正です。走っているときに脇が開くクセがあり、体幹がブレていたんです。脇が開いていると風の抵抗も受けますし、効率よくパワーが伝わらずスピードが出にくくなります。

 もう1つはメンタルの持ち方。今までは落ち着きながらも集中力を高めてレースに挑めていましたが、最近はその姿勢が崩れていました。緊張を隠そうと、変に自分を鼓舞して空回りしてしまうところがあると指摘されたんです。

ーー空回りしてしまう原因に、心あたりはありますか?

 自分に対して、今まで以上のタイムを望んでしまうというか。練習通りに走れば良いタイムが出るはずなのに、絶対いいタイムを出してやる、と気合いが入りすぎてしまうところがあります。

 コーチから「この力みがパフォーマンスに影響している」と言われました。

ーー意識している候補生はいますか?

 同じ早期卒業候補の太田海也君です。同期・同級生ということもありますし、良いライバルとしてお互いに高めあい、時に支えあっていけたらなと思っています。

ーー今後の目標、抱負をお願いします。

 まずは早期卒業することが第一の目標です。ただ、コーチとの課題が克服できていないので、こちらもしっかり取り組んでいきたいと思います。

中野慎詞(なかのしんじ/提供:公財JKA)

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