2025/03/10(月) 13:45 0 1
楠野史尭の仕掛けに乗ると直線を抜け出し白星をゲット。
「田村(純一)君が遅く来たのが影でわかった。今日は日光のおかげで、モーニングならでは。音じゃなく影ってね(笑)」とバンクコンディションを生かした1着に胸を張った。2月奈良、防府とこれで3場所続けて1着を手にした。昨年1年間で2勝しか挙げられなかったことを考えれば、今年だけですでに3勝とは十分すぎる戦績だ。
「通算500勝まであと27勝。いいモチベーションになっていますよ。今年の目標はまず10勝できれば。去年に比べれば戦えています」
去年は、1月の小田原で誘導妨害による失格を喫し、そのペナルティであっせんに制限がかかり1か月に2本ペースとなった。追加も補充もなく走れるレースが限られると気持ちも落ち込みリズムも崩して競走得点は急落した。
「ちょっと前に下から33位までいきました。このままじゃヤバいと思って食事制限をしたりして整えて、2月の奈良ぐらいから調子が上向きだしました。そうしたら60何位まであがったから、夜も酒を飲めるしまだ頑張れそう。いい意味で開き直ったら、体も心も、とくに体重も口も軽くなりました(笑)」
これまでつちかったテクニック、調整能力を総動員して再び、浮上しようとしている。11日、最終日の5R選抜は等々力久就-齋藤昌太の3番手を選ばずに自分で動くことにした。
「今、流れが見えているし調子がいいんですよ」との言葉通り、フレキシブに立ち回りシリーズ2勝目を目指す。(netkeirin特派員)