【瀬戸の王子杯争奪戦予想】差し込み注意の短走路！ S班3人に対抗する注目選手は？ / 競輪予想・ウマい車券
2024/03/06(水) 10:00 0 2
玉野競輪場で6日に初日を迎えた「瀬戸の王子杯争奪戦(GIII)」。こだわり抜いた買い目で高回収率を狙う、予想屋「古澤秀和」がデータをもとに今シリーズの展望と注目選手を紹介します。
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6〜9日にかけて、岡山県の玉野競輪場で「瀬戸の王子杯争奪戦(GIII)」が開催されます。データと出走予定選手を元に、この開催を展望していきます。
■短走路でも差し込み注意、別線決着を狙え！
玉野競輪場は、みなし直線が47.9mある400mバンクです。これは400mバンクの全国平均(53.9m)よりも10m近く短くなっています。カントは30°37′33″とやや緩やか。円に近い形でクセがなく走りやすいバンクということです。では、1着に入った選手の各決まり手を見てみましょう。
| 逃げ | 捲り | 差し |
|---|---|---|
| 22% | 30% | 48% |
直線が短いので、逃げは決まりやすいと思うところですが、意外と逃げは決まっていない印象。捲りの率が高いので、そちらを重視したいところです。また、ライン同士で決まる確率も若干低くなっているのが特徴で、別線の番手選手の差しなどには注意したいところです。
さらに今回はオリジナルデータとして、過去1年の玉野競輪場のS級9車戦でB(バック)が付いた選手とBが付いた選手の番手の成績を掲載しておきます。参考に全競輪場のものも掲載します。
【玉野S級9車】※過去1年、単勝回収率＝2車単全通り流し回収率(合成オッズで配分)
■B(バック)
| 勝率 | 単勝回収率 |
|---|---|
| 18.8% | 72.3% |
■B(バック)の番手
| 勝率 | 単勝回収率 |
|---|---|
| 29.9% | 127.2% |
【全競輪場S級9車】※過去1年、単勝回収率＝2車単全通り流し回収率(合成オッズで配分)
■B(バック)
| 勝率 | 単勝回収率 |
|---|---|
| 22.6% | 98.2% |
■B(バック)の番手
| 勝率 | 単勝回収率 |
|---|---|
| 32.9% | 127.3% |
※あくまでオリジナルで集計したものですので、データの確実性を保証するものではありません。
ラインで決まりにくいだけあって、Bをとった選手並びにBの番手選手の勝率は全国平均よりも若干低くなっています。ただ、Bをとった選手の番手選手の回収率は高いので、Bをとれそうな選手の番手選手と別線の追い込み選手の組み合わせなど面白いと思います。
これらのことを踏まえながら、この開催の特注選手を挙げたいと思います。
■注目選手
松浦悠士選手
前回の豊橋・全日本選抜競輪(GI)では1着がありませんでしたが、静岡で落車した影響はそれほど見られなかったと思います。ここは地元の取鳥雄吾選手や四国の犬伏湧也選手など、中四国の強力先行選手が揃っていて、番手から優位にレースを進められそうです。SSの選手もいますが、優勝に最も近い存在ではないかと思います。
南修二選手
前回の豊橋・全日本選抜競輪(GI)では決勝まで進み6着。脇本雄太選手や古性優作選手といった一線級と走っても千切れない脚を持っています。横の動きも強く、この開催は京都の窓場千加頼選手とのコンビが多くなるのではないかと思います。窓場選手とのワンツーフィニッシュも見られそうです。
吉田拓矢選手
前回の豊橋・全日本選抜競輪(GI)では負傷欠場明けだったにもかかわらず、決勝まで進んで4着。元々S班で走っていただけに地力が上位です。今開催は眞杉匠選手と走れそうなのが大きなアドバンテージで、自力で回っても勝ち上がってくるでしょう。こちらも優勝候補の一人です。
佐々木豪選手
そこまで調子が良いというわけではないのですが、この開催は同地区の犬伏湧也選手がいるので、それだけでもかなりのアドバンテージと言えるでしょう。もちろん予選をしっかりと勝ち上がってくることが前提ですが、上位に進むチャンスは十分にありそうです。
ウマい車券では、穴主体である私の競馬予想のことを考えると堅い予想も多いかもしれませんが、これは競輪にはラインがあるので、少点数で決め打ちするのが得策だと考えるからです。絞り抜いた買い目でトータルの高回収率を実現したいと思いますので、そちらにもご注目ください。
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