2021/09/15(水) 18:00 0 5
netkeirinでは、来年のデビューを目指し、静岡県伊豆市の日本競輪選手養成所でトレーニングに励む候補生の姿を定期的に特集。今回は自転車競技未経験の適性試験組ながら、養成所で評価を上げている畠山ひすい(19歳・北海道=122期)候補生を紹介します。(取材・netkeirin編集部)
函館遺愛女子高校時代はバスケットボールに打ち込み、部活動引退後は函館けいりん主催のガールズレーサー養成プロジェクト「ホワイトガールズプロジェクト」で半年間訓練を積んできた畠山ひすい選手。9月10日に終わった第2回記録会直後に現在の心境をうかがった。
ーー第2回記録会、ゴールデンキャップ惜しかったですね!
200m(1位)、400m(1位)、500m(3位)までは良かったのですが、2000mが2'45'19(3位)と、ゴールデンキャップ獲得の基準タイムを切ることが出来ませんでした。短中距離の練習がメインだった分、2000mでタイムが出なかったと思っています。
距離 | ゴールデンキャップ獲得 基準タイム | 第2回記録会タイム |
---|---|---|
200m | 12'30以内 | 12'28 |
400m | 25'50以内 | 25'38 |
500m | 38'30以内 | 37'93 |
2000m | 2'41'50以内 | 2'45'19 |
ーー養成所入所後は自分のイメージ通りに成長できていますか?
はい。毎日の練習や自主練習の積み重ねがタイムの伸びにつながっていると思います。
ーー記録会の結果からここまで高い評価を得ている畠山さんですが、自分の強みはどんなところと捉えていますか?
練習の一本一本で出し切る力です。そこは自信がありますし、これからも他の人に負けたくない部分です。
ーー同期は良きライバルだと思いますが、仲良くしている候補生はいらっしゃいますか?
えーっ、皆んなと仲良くしているので…どうしよう(笑)。藤原春陽(ふじわらはるひ)さんと、河内桜雪(かわうちさゆき)さんは同年齢ということもあり、リラックスできます。毎日、自由時間にとりとめもない話をしています。息抜きになりますね。
ーー養成所の生活もいよいよ後半を迎えます。目標を教えてください
これから競走訓練(レース)が始まります。タイムだけでは競走に勝てないので、まずは競走の基本をしっかり学び、デビュー後に自分の武器を身に付けていきたいと思います。
養成所入所前の約半年の自転車経験で122期のトップグループを走る畠山ひすい候補生。フィジカル、メンタル、物事を筋道立てて整理する頭の良さは、ガールズケイリンを代表する選手になっても不思議ではない。競走訓練を経てどんなレーサーになるか要注目の存在だ。