初日は朝から強風で電車が止まるほどの風が吹き荒れていた。世間では「春一番か」と言われるくらいの風の強さ。西武園バンクは4メートル以上の強風でホーム向かい風とあまりよくないコンディションではあったが、佐々木は正攻法から突っ張り切って白星発進を決めた。

「風は強かったけど、バックが追い風で流れてくれたので、楽な駆け方ができました。(話を聞いた時点では)風もあったので、タイムはよくないかもしれないけど、悪い感じはなかったです」とレースを振り返った。

　佐々木は直前、一本欠場をして挑んだ今シリーズだが「先月の最後に追加で4本目を走ったからか、風邪を引いてしまったんです。でも、直前はしっかりと練習もできていたし、一本走って問題ない」と調子も上々の様子。

　そして、今開催は父でもある健司と一緒の開催。そのことを聞くと「父と一緒の開催はルーキーシリーズも含めて3回目くらい。前々回の川崎も一緒でした。一緒だからって緊張はしていないし、いつも家にいるときと変わらないですよ(笑顔)」と応えた。

　話にも出た川崎開催は完全優勝をしていたが、「着はよかったけど、レース内容はよくなかった」と厳しめな評価。初日はレース内容もよくスタートができたし、2日目はしっかりと力を出し切ってまずは決勝進出を目指す。(アオケイ・宮本記者)