蛯原は当地との相性が抜群によく、デビューからここまで3場所を走りオール優出と結果が伴っている。初日はホーム手前で内から前々へ飛び付き、最終4角では内をスルスルとたどり2着に食い込んだ。

「打鐘で内を差してしまいましたけど、空いたので何とか前にいけました。何番手でもよかったし飛び付こうと。位置を取れない分、考えて動けたし省エネ走法でしたね(笑)」と、小柄な体躯を生かした、まるで“くノ一”のような身のこなしだった。

　最近は競走得点を落とし気味だが、冬季移動先の静岡で充実した練習ができており徐々にではあるが状態は上向いているという。「去年の9月あたりに体調を崩してからズルズルと落ちていきました。でも最近は悪くないんです。(小倉との)相性の良さでこのままいきたいですね！」と4連続となるファイナル進出を決めて、肌合いのいい当所から上昇気流に乗ってみせる。(netkeirin特派員)