2025/02/03(月) 09:30 0 1
先行に強いこだわりを持つ岡部陸斗と藤井優希の125期両者が、早くも準決勝で激突した。戦前のコメントはともに「先行」と主導権取りに意欲を見せていたが、特に普段から「先行」とコメントすることの多い藤井は「(岡部が)先行って言ってくれてうれしいなぁ〜」とモガき合いを心待ちにしていたようだ。
そして迎えた業界大注目のレースは、前受けの岡部が突っ張り先行を狙うも、強引に叩きに行った藤井がうまく出切る。出られてしまった岡部だったが、すかさず巻き返してジャンからは一歩も譲らない先行争いに発展。結局、内の利を生かした藤井が最後まで岡部を出させず押し切り、岡部は悔しい2着となった。
会心のレースにBIGMANこと藤井は「っしゃー!」と声を上げ「おもしろいレースができたと思います。BIGMANは多くを語らないので…。いや、でも本当はめっちゃいろいろ喋りたいっす(笑)」と終始ニコニコ。
一方の岡部は「悔しいです。脚負けしました」とガックリ肩を落として引き揚げてきた。
「ちょっと危ないと思って(突っ張り切れず)出られてしまったんですけど、VTRを見たら全然突っ張れましたね…。ライン3車だったし初日よりも感じが良かっただけに申し訳ないし悔しいです」と声を振り絞った。
決勝では唯一ラインができる藤井が「コメントは“ド先行”です。半端なレースをしたら山口に帰れない」と再び先行宣言。単騎になった岡部は「単騎だしいけるところから自力で力を出し切りたい」と意気込みを語った。(netkeirin特派員)