降級一発目の久留米は初日4着、準決1着失格で最悪なスタートとなった大西貴晃。前検日は自虐的に「どうも、(今期)85点の大西です」と笑いながら登場したが、今節2日間はさすが格上という走りで危なげなくピンピンで勝ち上がった。

「初日は狭いとこ入って一瞬ヤバってなったけど、それでも最後はしっかり伸びてくれた。今日(2日目)は見ての通りであんな感じ。いつもの自分の捲りを出せました」と振り返る。

「一発目の久留米でいきなり失格してしまったし、ここから先のレースは全部勝つつもりで。9連勝S級特進？ もちろん狙っています！」

　昨年後半は選手になって一番の充実期を迎え、10月に行われた別府GIIIは『九州の絆』で見事優勝。SIの点数もきっちり取った。今年の6月には地元の別府記念が控えているし、残り7つ全部勝って早くS級に戻りたい。(アオケイ・長谷川記者)