正月シリーズの取手は優勝こそ逃したが1、1、2着とまとめて好スタートを切った。ところが2戦目の宇都宮は病気欠場しており今節は復帰戦だった。

「持病の腎臓の炎症で入院していました。これまでは夏場にコンディションを崩すことが多かったんですけど、今回は初めて冬場に崩しました」

　状態面の不安はあったものの、初日はポイントを逃さずに仕掛けて2着をキープし脚の状態を確認することができた。

「人気になっていただけに申し訳なかったです。ただ、登りでひるんだりしたせいか最後の粘りはなかったけど病み明けにしては動けていました。修正はできると思います」

　入院中は食事制限もあったため体重が2、3キロ落ちたといい「たくわんのみじん切りの入ったお粥とかを食べていました(笑)。それはそれで美味しいんですけど、やっぱり体重は落ちましたね。だから、初日のような(自分から動く)レースをして体重を戻していきたいんです」とこの先への課題を挙げた。

　2日目6Rは初日に対戦し先着を許した畠山との再戦だ。しっかりと自力を出して体に刺激を入れて、少しずつ調子を取り戻していく。(netkeirin特派員)