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【東日本発祥倉茂記念杯予想】日本一の長走路! 各地区の注目&穴選手をピックアップ /競輪予想・ウマい車券

2025/01/16(木) 10:00 0 1

大宮競輪場で16日に初日を迎えた「東日本発祥倉茂記念杯(GIII)」。大宮競輪場の場立ち屋「木村安記」が地区別の勢力展望と注目選手を紹介します。
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地元埼玉の大将・平原康多(撮影:北山宏一)

■日本一の長走路、まくり・3番手突き抜けに要注意!

 1月16日から19日までの4日間、日本で1番直線が長い大宮競輪場にて、東日本発祥倉茂記念杯が開催されます。

 大宮競輪場はこの時期、冬場はバックが向かい風になり、春から秋と比較すると180度違って重たいバンクに豹変します。さらには66.7mという日本イチの長い直線が追い打ちをかけて先行選手を苦しめてしまい、先手の番手が優勢になる展開が多いです。しかし、3番手から一気に突き抜けるシーンもよく目にします。また、「カントが緩い」という特徴から、いきなり飛んでくるまくり“一撃の大外大強襲”という場面に遭遇することもしばしば。

日本一直線の長い大宮競輪場(写真提供:チャリ・ロト)

 まくりが不発になってもその番手、3番手が何事もなかったかのようにあっという間に伸びてゴールを駆け抜けるシーンもありええます。立ち遅れた場合でも、十分に可能性はあります。

 また、インからの突っ込みはあまり有効ではなく、イエローラインより外側にしっかり伸びるコースがあるので、元々、タテ脚を備える選手が結果を出せるバンクといえるでしょう。

■埼玉の大将・平原康多の状態やいかに?

 記念といえば期待したい地元の活躍。やはりSSに返り咲いたプリンス平原康多が中心だし、ファンの期待も集中。ただ、一昨年、昨年と落車によるケガの影響、脚力低下は正直否めないところ。年明けの立川記念は決勝戦進出をはたしたけど、前検日から腰痛を口にしていて、その辺のケアができたかどうか?気になるところ。

平原康多は状態面の不安を払拭できるか(撮影:北山宏一)

 やはり、世代交代が進む中、「もう引き出し役で終わりたくない。そろそろタイトルを獲りたい」と意気込む埼玉の若頭・森田優弥。これまで黒子役に徹してきた武藤龍生も、地元戦で主役の座を狙っています。さらに、500バンクを全く苦にせず、長い距離を走る埼玉の未来を背負う男・山口多聞。そのド迫力の先行は現場で観る価値はアリ!

平原に次いで地元の中心となる森田優弥(左)と武藤龍生(撮影:北山宏一)

 関東の中枢、革命戦士・佐々木悠葵の存在はとにかく大きいし、頼もしすぎる援軍。昨年は寛仁親王牌(GI)の決勝まで勝ち進み、今開催の優勝候補のひとり。

■各地区の注目選手!地元に対抗するのは?

 SSは南関はグランプリの大凡走明けの立川記念で痛恨の失格を喫した北井佑季にはとにかく不安しかないが、この500バンクで魅せてほしいのは初心に戻りダイナミックな走り。ただ、そんな見る側の思いとは裏腹に時に繰り出すまくりもあるし、見極めが重要。

 昨年末、その北井を自由にさせず番手の郡司浩平を奈落の底に叩き落とした輪界のラスボス脇本雄太はまだまだ最強の自力だし、関東、地元にとっては一番の脅威。目標がイケば鬼に金棒だし、7番手でも叶うまくり一閃。

SSの看板を背負う脇本雄太(左)と北井佑季が地元勢に立ちはだかる(撮影:北山宏一)

 自力にやや不安のある北日本にとって、、苦戦も想定されるが、2025年は復活を目指す守澤太志に期待がかかる。幸い、大宮の長走路ではタテ脚稼働で、位置無しなら他地区の3番手からのツン抜けは検討できる。

 昨年9月、青森で記念初制覇を成し遂げた佐々木眞也は直前FIいわき平で優勝を飾り今年はさらなる飛躍が望める一車。武器になるのは厳しい位置取り。

 ナショナルチームを離脱して競輪没頭宣言から3年目の寺崎浩平はGIで決勝に乗るだけではもう足らないだろう。今年は間違いなく勝負の年。やらなければならない覚悟が求められる。多少なり出遅れ失敗でも届く一撃に魅力はあるし、勝負どころはフィニッシュホールド・まくりで勝てるチャンスはいくらでもある。

 個人的に応援したいのが村上博幸になり、近年のスピード競輪への対応の難しさ、年齢的に落ち込む体力と脚力だが、いまだにキラリ光る差し脚はここ大宮バンクには向いている。あきらめない哀愁感じるその姿は心を打てる数少ない存在。

捲り鋭い寺崎浩平(左)と差し脚光る村上博幸(撮影:北山宏一)

 まったく進まなかったり、手がつけられないほどの爆走を交互に披露するイメージの嘉永泰斗。「いったいどうなってる?」と思わせるようなレースが続いている。しかし、年末最後のFI松阪では、目標アリの浅井康太を完封してのV奪取を見るかぎり、今開催も同じ出来なら優勝候補のひとり。

 いく時は躊躇なくいって、勝ちに徹する時は勝利至上主義になれる、競輪を体現することができる希少な選手、南海の暴れ馬・伊藤颯馬。距離も踏めるし組み立てもキッチリできるし、今開催のダークホース。

一撃魅力の嘉永泰斗(左)と今開催のダークホース・伊藤颯馬(撮影:北山宏一)

■期待の若手と大宮バンクには持って来いの穴推奨!

照井拓成

 前々期、A級ではさほど積極性を感じなかったが、前期からS級に昇級してからは先行回数は増量。500バンクだし距離を踏む場面で番手がそれなりならそこからの狙いになるが、勝ち目アリ!のメンツならまくり一発を期待したいところ。

岡田亮太

 前走はS級初陣だったが予選では先行にはうるさい実績ある木村弘を封じて逃げきり1着はかなり価値がある。最終日はホームからカマシて2着だったがGI選手、恩田淳平が最後までつけきれない4着ドボンだったし、ロングで闘えるのは面白い存在。もちろん、勝ち上がりで地元貢献は考えなければならないが、意外なシーンで残ったり、押しきったり、高配当を呼び込むところで一考したい。

川津悠揮

 文字通り、タテ型。前走いわき平の2日目、佐藤博紀のまくりを楽差しキメた脚は持ち点以上の評価をしたいし、前がイケずでも見込める大強襲。

新納大輝

 1着量産ではないが、ひと場所に1回は連に絡むイメージ。ヨコの動きは達者ではなく、並ばれてしまうと狂うこともあるが、直線手前あたりから外に持ち出せれば、ここ、大宮バンクは間違いなく脚質に合うし穴党にはオススメ。


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