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【平安賞】特選の近畿カルテットは何を想ったか!?

2021/09/02(木) 20:15 0 7

向日町競輪場の「開設71周年記念平安賞」が2日に開幕した。特選12Rを制した脇本雄太、そして近畿軍団がレースを回顧した。

 脇本は先行したい眞杉匠の牽制を見つつ、後方から目いっぱいに叩きにいくかと思われたが、3角で中団に降りて松浦と外で併走となった。こうなれば内にいた松浦悠士も引けるわけがなく番手の稲垣裕之のところで粘るしかなかった。

レースを振り返り「後ろに申し訳なかったです」と語った脇本雄太

「眞杉君のヤル気を感じたし、本来ならば(先行争いに)付き合うところ。でも出切るまでに脚を使うだろうしラインで決めなければいけないって気持ちがでてしまった…」と脇本は話し「単独で回れるところを見極めて降りた。競りになったのは後ろに申し訳なかったです…」とレースを振り返った。

 マークの稲垣裕之は松浦との競りで脚をロス。脇本の踏み出しに集中し、松浦にからまれる展開ではさすがにきつかった。「松浦が粘るかもという思いはあった。脇本の番手ってそういう位置だから。それでもしのがないと…」と唇をかんだ。

「とにかく内を警戒していました…」と振り返った村上義弘

 脇本の3番手を回った村上義弘は「(後方で)新田が迷い加減だったからとにかく内を警戒していました…」と気を払いラインの仕事に徹した。レース後は、初日と違う自転車を組み直す作業に没頭。「現状の進み具合を考えながらですね。自転車も武器のひとつだし、悪いところを埋めていきたい」と少しでも上を目指している。

 村上博幸は疲労困憊。「鐘前の踏み出しに離れると思い集中していたが3角のところで大バックを踏んでしまい脚がビリビリ。全身バックですね、あんなん。初日は参考外にしといてください。2日目は頑張る!」と苦しい表情で翌日へ向けて仕切り直しを誓った。(netkeirin特派員)

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