勝負駆けだった2日目7Rで7着に敗れた野崎菜美は、残念ながら予選敗退。 「前が3車併走になったのもあるけど…。あれを乗り越えんといかんですよね。もっと脚があれば…」と悔しがった。

　彼女はそのうち決勝の常連になるのでは、と思わせる魅力のある選手だ。

　関東での取材が多い記者はなかなか西日本の選手と会う機会がないが、野崎とは本デビューから今回までの約半年間で4開催、直接話すことができている。そして会うたびに成長を感じている。

　国立大学の教育学部出身で体育と社会の教員免許を持っている野崎は、とにかく頭がいいな、という印象。レース後の振り返りを聞いても、要所を端的かつ具体的に教えてくれるので、勉強になることが多い。

　今回は決勝進出を逃したが、走りは着実に良化中だ。「最初の頃に比べれば、良くなっていると言ってもらえることが増えました。これからもしっかり努力して頑張ります」

　努力家な一面と学習能力の高さを考えれば、まだまだ伸びしろはたっぷりある。野崎の走りに注目してほしい。