アプリ限定 2024/12/31(火) 18:00 0 13
2024年もnetkeirinは、選手のリアルな声を伝える現地ニュースやグレードレースのハイレベルな戦い、選手のロングインタビューなどアツい競輪トピックスを発信してきました。そこで昨年に続き、年末年始特別企画「2024年の競輪シーン・感動&秘蔵ショット」を3日連続で公開! 惜しくも記事に使用されなかった名写真や、競輪ファンに「もう一度見て欲しい!」写真の数々をお届けします。また前編と後編では「競輪三昧の編集部員が選んだ2024年重大ニュース」も発表!
奈良の三谷兄弟、地元記念決勝で感動のワンツー
2月の奈良記念は、地元の三谷兄弟が6年ぶりにワンツー決着。弟・竜生(左)が連覇し通算3度目の優勝、兄・将太が準優勝。決勝は三谷兄弟のほか脇本雄太、古性優作ら近畿勢は7名勝ち上がり、3つのラインに分かれた。兄・将太はレース後インタビューで「竜生、捲り切ってくれ!」と前を走る弟に心の中で叫んでいたと語る。優勝した弟を引き立たせる兄のしぐさに心が熱くなる写真。(編集M・U)
坂口楓華が初タイトル! 最後の「ガルコレ」制覇
ガールズケイリンは大幅な番組改編が行われ、ガルコレも2024年で終了。最後のガルコレを制したのは、これまで一度もタイトルを獲っていないことが不思議なくらいの実力者。これをきっかけにさらなる飛躍に期待がかかる。(編集I)
平原康多がS班返り咲き! 41歳でダービー王に
2023年はケガが相次ぎ、KEIRINグランプリの連続出場もストップ。2024年、そんな傷だらけの平原が迎えたのは全盛期でも勝てなかったダービー。決勝は、関東ラインの先頭・吉田拓矢が決死のカマシ先行、番手の平原は最終直線で抜け出し悲願のダービー制覇。ラインを誰よりも大事にしてきた平原がラインの力で復活を遂げた感動の一戦。優勝インタビューで珍しく涙を流したシーンに心打たれた。(編集I)
▶悲願だったダービー王に! ずっと見ていてくれたファンの姿に堪えきれなかった涙
元Jリーガー北井佑季が初タイトル!
6月、岸和田競輪「高松宮記念杯競輪」を制し、GI初制覇した北井佑季。そのストイックさで選手たちからも一目置かれる男が、ついに掴んだビッグタイトル。これまでの己が道を振り返ってか、目に熱いものが浮かぶ。一流にこだわる北井が見事やってのけた後の、恍惚とした表情が印象的。(編集K・T)
▶【独占インタビュー】北井佑季は2024年を「すごく良い思いができた部分と今までにない悔しい部分がある」と語る
「ガールズケイリンフェスティバル」のラストを飾った尾方真生の逃げ切り優勝
2025年に「女子オールスター競輪(GI)」が新設されるため、2014年にスタートした「ガールズケイリンフェスティバル」は今年の松戸開催でラストとなった。最後の優勝者として名を刻んだのは尾方真生。16回目を数えたビッグレース参戦で、いよいよの初タイトルだった。
決勝レースは打鐘後すぐ山原さくらが動き出すも、尾方はこれを突っ張り最終周回へ。尾方の後ろにマーク巧者・當銘直美、坂口楓華が続き、児玉碧衣、小林優香といった実力者たちが仕掛けどころをうかがう展開に。最終バック付近で當銘、坂口が尾方を捉えにかかるも、失速することなく凌ぎ、最終4角から直線では空いた内から伸びてきた小林を振り切った。圧巻の逃げ切り優勝だった。
レース後の勝利者コメントは「自分らしいレースで優勝できてよかった」ーー。写真はゴール後に笑顔がこぼれた尾方真生。2025年はGIでの活躍を期待したい。(編集S)
▶「先行と決めていたんです」奈良で日野未来と33バンク対策を練り見事なV!/尾方真生の優勝インタビュー
眞杉匠、地元の期待に応えてガッツポーズ!
9月、宇都宮競輪「共同通信社杯競輪(GII)」は眞杉匠が優勝。地元の大一番で、ファンの期待に応えたい眞杉が、見事先頭でゴールを駆け抜け、右手を掲げたシーン。奥側(客席側)には、眞杉とラインを組んだ恩田の姿が。恩田はここが初の特別競輪決勝進出だったが、強力メンバー相手に3着入線の力走。眞杉の勝利に笑みがこぼれ、関東勢の喜びに満ち溢れる様子が印象的。(編集K・T)
▶「もっと面白いレースを」眞杉匠がヒール役いとわず貫くポリシー
"BIGMAN"藤井優希が鮮烈デビュー
競輪界に新たな強烈キャラクター登場! 2024年7月に本デビューした山口県の125期・藤井優希である。その強烈なコメントから「BIGMAN」の愛称は瞬く間に広まり、トークショーでは子供たちから戦隊ヒーロー並の人気を集めることも。しかし喋りだけでなく、レースでも最近の若手では少なくなってきている徹底先行のスタイルで魅せる。(編集I)
▶憧れは新庄剛志。「必ず成り上がりますから、見ててください」
前人未踏の記録の裏に底抜け笑顔パワー!?
河端スマイル炸裂!! 性格そのものを象徴するような笑顔に、心を掴まれる人はきっと私だけではないだろう。この底抜けの"屈托のなさ"こそが、PIST6での13連続完全Vで52連勝という前人未到の記録につながっているのかもしれない。(編集Y・T)
▶河端朋之がPIST6で13連続完全Vで52連勝「もう来ないでくれって言われるかも」
服が気になる? 気のせいだよ! 佐藤慎太郎
グランプリ争いの渦中にありながら、いつも通りのサービス精神で前検日から『限界? 気のせいだよ!』の決めポーズを披露してくれた佐藤慎太郎。向日町記念から中3日のタイトな日程を感じさせないタフネスぶりだが、なんだかこの写真を見ていると視線を感じるような…? ええ、かの有名な演歌界の大御所・細川たかし御大のオリジナルTシャツです。ちなみに完全受注生産で今は手に入らないレアものだそう。48歳までS班に君臨、残念ながら陥落となったが、これからも競輪界の荒波を砕く『男船』のような走りに期待したい。(編集Y)
▶48歳・佐藤慎太郎はS班陥落も"何も終わってない!"白旗持たずで己の競輪を全う「来年何を見つけられるかは未知数」
日野未来の"沼"へようこそ....中編は1月1日15時公開予定!
【付録】
月 | 出来事 |
---|---|
1月 | ・郡司浩平が地元の川崎記念を4連覇 |
2月 | ・新田祐大が誘導員追い抜き失格 ・奈良の三谷将太、竜生兄弟が地元記念でワンツー ・郡司浩平が「読売新聞社杯全日本選抜競輪(GI)」制しSS復帰決める |
3月 | ・「ウィナーズカップ(GII)」で前S班3人が選出漏れ(優勝は脇本雄太) |
4月 | ・TVアニメ「リンカイ!」放送開始 ・タイトルホルダー出口眞浩が引退 ・児玉碧衣が地元・久留米で「オールガールズクラシック(GI)」完全V |
5月 | ・平原康多が「日本選手権競輪(GI)」制し悲願のダービー王に ・青森競輪場でガールズ史上最高配当144万5400円車券が飛び出す |
6月 | ・元Jリーガー北井佑季が「高松宮記念杯競輪(GI)」制し初タイトル ・千葉の石井貴子、大怪我克服し「パールカップ(GI)」優勝 |
※下半期の重大ニュースは後編で発表します