2024/12/05(木) 10:00 0 6
松山競輪場で5日から開催する「金亀杯争覇戦(GIII)」。競輪歴約30年の夕刊フジ記者「秋田麻子」が今シリーズの展望を紹介します。
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12月は年末のKEIRINグランプリ出場組がGIIIから姿を消す(一部例外もあり)。S1勢にとってはチャンスの時期になる。
車券の軸となるのは犬伏湧也(徳島)で間違いない。10月京王閣GIII決勝では古性優作(大阪)、新山響平(青森)、眞杉匠(栃木)らSSを相手にまくりで優勝と脚力はSSになんら、ひけをとらない。競輪祭決勝こそ番手まくりの脇本を差せなかったが、勝ち上がりでの積極的な走りは光った。前受けからの突っ張り先行ならいいが、カマシになるとダッシュがいいので離れる選手が多いこと。犬伏からの車券を狙う場合は後ろがつけきれるか、千切れるかを十分に考える必要がある。地元愛媛勢でもっとも点数のある松本貴治でも9月GII共同通信社杯道中もつれがあったとはいえ、犬伏から口が空いてしまった。今回は犬伏が後ろが地元勢なら離れないように踏むケースもありそうでそこを見極めたい。
地元開催のグランプリ出場を逃した深谷知広(静岡)が競輪祭で落車したにも関わらず、出走してくる。SNSで元気な姿を披露しており、状態面には不安はなさそう。松井宏佑(神奈川)との連係がカギで番手を回るケースならアタマから狙いたい。また、逆の並びなら松井を軸にする。ともにどちらが前でも捨て身の先行よりはワンツー狙いの走りになると思うのでそこも頭に入れたい。
追加参戦の浅井康太(三重)、北津留翼(福岡)の90期も狙える。浅井は自力が減ったが、キレるタテ脚が光る。地元の競輪祭では見せ場のなかった北津留だがGIIIなら自力で逃げるしまくる。
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