2024/11/26(火) 16:45 0 1
松尾と言えば九州地区では名うてのガッツマーカー。特別戦線での実績は無いが、かつてはS級でも鉄壁の仕事で機動型を守りラインを機能させてきた実力者だ。だが、仕事をすればするほどケガのリスクは高まり、これまで幾度もバンクに叩きつけられてきた。今月44歳を迎え、体のあちこちが悲鳴を上げるのは仕方なく今は腰痛との戦いだ。
「いいときと悪いときが極端で。今年はいいと思ったんですけどね、10月に入って急に痛みがでた。こうなったらしのぐしかないですよ…」
地元シリーズとあって気力をしぼって乗り切るつもりだ。初日は最終7Rに配置され、愛媛の新人、船山真生を目標に得た。
「たぶん開催とかで見たことはあるけどレースで一緒は初めて。いやー、うれしいけど新人の子は緊張しますね。今は前を抜く、抜かんのレベルじゃないし、むしろ付いていくか付いていけるかのレベルだから」と苦笑い。
だが、当の船山は「勝ち上がりはラインの人たちと決められるような仕掛けを意識して走っています。カマシだと迷惑をかけるかもしれないから2角からまくったり」と松尾にとって頼もしいコメント。決死の覚悟で食い下がり、大事な地元で好スタートを切る。(netkeirin特派員)