2024/11/19(火) 21:15 0 2
1Rを佐藤水菜が制すると、太田も軽快にまくって1着ゴール。ナショナルチームで揉まれた2人が、規格外のパワーを見せつけた。
「前が併走になったところがありました。隊列が短くなったしそこを狙っていけました。ただ、走行ラインが上になりすぎたのでスピードが出なかった。そこは反省です」と、課題を挙げたが上がりタイムは11秒9と、まったく悪くない。
「外々を回されたし、タイムはあまり良くなかったです。でもそこは気にしていません。“ケイリン”をするべきと思って走っていますから」とガールズケイリンをとことん追求している。実力は相当なものだ。吉岡詩織がスピードを上げ、あの坂口楓華がまくった上を乗り越えているのだから力の差は歴然といっていい。
「今日は覚悟を決める瞬間に腹をくくれました。これは今までの経験が伴ってきているな、と思います」
肝心な場面で最高のパフォーマンスを実践できる勝負度胸は、これまで世界の強豪とぶつかってきた経験のたまものだ。2日目、準決以降も太田らしい華のあるすがすがしいレースで魅せてくれるはずだ。(netkeirin特派員)