前場所の川崎で1、2班戦初優勝を完全優勝で飾った上川直紀。成長著しい117期の新鋭レーサーにはまだまだ伸びしろを感じる。

「地元の平原啓多さんに前を任せて貰えたので、めちゃくちゃ緊張しましたよ…。突っ張り先行は考えていなくて、2角辺りからの巻き返しを考えていました。平原さんに差されてしまったけど、走った感じは変わらずいいです」。

　この2着で連勝記録はストップしたが、本人はそこまで気にしていない感じで、「9連勝で特別昇級なんて全然考えてなかったですよ(笑)。周りからはあと6つだねとか言われたんですけど、前回が初優出ですよ。前回は番手戦での優勝だったし、自分の脚ではまだまだです」。

　前回の川崎では渡辺豪大の特別昇級を止める大金星。その渡辺とは2日目の準決勝(12R)で再戦する。大物が相手でも物怖じしない期待のホープから目が離せない!(アオケイ・松野記者)