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【松山競輪・ミッドナイト】ガールズ1期生の野口諭実可はまだまだ伸び盛り

2021/08/22(日) 10:00 0 4

松山ミッドナイト競輪「玉野市主催・ベビロト1周年記念チャリロト杯」は21日、最終日を迎える。初日、2日目と2着で決勝へと勝ち上がった野口諭実可に話を聞いた。

豊後高田の山奥で育まれた地脚をもつ野口諭実可

 初日は児玉碧衣、2日目は山原さくらの後ろに徹底してこだわった。いずれも口が空きかけたがすぐに修正して付け直しピタリと続いた。さすがに差し込むことはなかったが、手堅く2着をキープした。「オールスターで11秒3を出した人について行けた。碧衣ちゃんはヤバいです。自分は離れてもいいからしっかり付いて行く事だけでした。自信になりました」。

“離れてもいいから”という表現は、もし離れてもそこからリカバリーできるという自信があるからだろう。それだけの強地脚は、5年前に移籍した大分の豊後高田の山奥で、ひたすら地べたを乗り込む練習で育まれている。「選手になって10年目になりますけど、こんなに長くやれると思っていなかった。良くて3年か5年かと」と話すように移籍後、地道に脚を付けて今では連対率の高い安定した選手となった。

 いい位置を取りたいという執念から強引な組み立てもあるが、それだけレースに賭けている証。本人は「本当は自力を出したいんです。ただの“マーク屋”と思われたくなくって。自力を使える“マーク屋”っていいじゃないですか」と言う。ガールズの概念に「マーク屋」は存在しないが言わんとすることは理解できる。「男子選手のレースを見ていて普段、追込の選手がまくるのを見るとすごい! といつも思うしあれがやりたい」と憧れの対象だ。

「そのためにはもっと練習を。山原(さくら)さんや(児玉)碧衣ちゃんをまくる脚はないですけど迫れるように。まずは相手が緩いときは自力を出したい!」と明るく語った。外に車を外しわずかにでも自力を出すようになったときが野口の狙い頃かもしれない。(netkeirin特派員)

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