地区的に目標がなく単騎での戦いも考えられたが、瀬戸晋作マークを決めた。
「最近、単騎でやってみたけどなかなかきつくって。9車ならともかく7車の単騎は道中でカキ回せない。こうなると今までやってきたことが通用しない」とスピード競輪への対応に四苦八苦。地区の違う瀬戸に託すことにした。

　たしかにS級では番手戦を含めシビアな立ち回りに定評があったが、A級では勝手が違い、自然な振る舞いさえもできなくなる。「9車の位置取りで食ってきた人間なんで」と戸惑うことしきり。

　最近は“判断ミス”も仇になったという。
「7月に奈良で優勝して勢いが付いたので、いい時のうちに新たな試みをしようと新車に変えた。だけど、それがまったく合わなかった。色々とセッティングを試みたけど3場所を走ってもう我慢の限界。だから今回から以前に乗っていたものに戻しました」。

　流れを再度取り戻すため、初日から全開で挑む。(netkeirin特派員)

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