2024/10/26(土) 16:45 0 1
今期は初戦の7月青森こそつまづいたが、次の大宮で優勝するとその後も順調で、ここまで95点もの競走得点をキープしている。これだけの点数を維持するには初日特選から確定板に載り続け、なおかつ決勝でも大きな着を取らないことが前提となる。
「S級や今年1月に降級してからは、押さえ先行か突っ張り先行ばかりでした。ただ、A級でもそう簡単にはいかない。そこで最近は相手に足を使わせて順番が来たら駆ける、といったようにレース内容を変えてみたら成績が安定してきました」
元々、長い距離を踏むのはお手の物で、組み立て面に工夫をこらすことで相手の脚を少しでも削ぐ。「そのかわり2周先行とかは減りましたし、脚が上がったわけではないんですよ」と笑うが、ちょっとしたひと手間を加えるだけでガラリと戦況は変わった。
そんな取り組みは来期3期ぶりに復帰の決まったS級戦へ向けてのもの。
「S級では押さえても切られたらもうおしまいってレースが多かった。来期はその辺を考えて挑みたいです」と失敗を糧とし前回よりも成長した姿で再度S級戦線へ殴り込む。今はそのための準備段階だが、もちろんレースは全力投球だ。(netkeirin特派員)