2024/10/24(木) 20:00 0 31
京王閣競輪「開設75周年記念・ゴールドカップレース(GIII)」は26日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
今節はS班の5人が誰も欠場せず、オール参戦で豪華メンバーの共演。中でも親王牌を制した古性優作の力が抜けており、完全優勝とはいかないまでも、優勝に一番近いだろう。
前人未踏の“ダブルグランドスラム”は今年の競輪界の新語・流行語大賞になりそう。それまで時間は掛かるが、古性優作と言う男のストイックな生活を考えると不可能ではないだろう。
賞金争いも佳境に入ったので、改めて、ここで記したい。今回参加メンバーの新山響平は7861万円で8位、岩本俊介は7454万円で9位、佐藤慎太郎は6045万円で13位。新山と岩本は痺れる位置で、その下に7029万円の深谷知広、6871万円の窓場千加頼がいる。
この後の斡旋は慎太郎先生も新山も四日市記念を走り本番の競輪祭。岩本は岸和田を走って競輪祭だが、やや不利な斡旋と言える。京王閣記念、四日市記念で連続Vを果たせば、慎太郎先生も競輪祭の準Vでグランプリ出場も可能だが現実的には厳しい。
現状、タイトルを獲っている古性優作、平原康多、北井佑季、郡司浩平は当然確定。賞金上位の眞杉匠と清水裕友も、99%以上の確率で問題ない。8500万円で7位の脇本雄太は当選確実の位置。その他の選手は、獲るしかない! の気持ちだろう。
さて初日特選の想定メンバーだが、並びにサプライズはなさそう。北日本はシンプルに新山響平、新田祐大、佐藤慎太郎。
犬伏と新山の踏み合いを眞杉はロング捲りで、古性は緩んだところからの仕掛け。こう言う初日特選は眞杉はトリッキーに攻めるが、古性は力勝負を演じるのが、今迄の流れと言える。
予選は岩本俊介、吉澤純平、村上博幸、伊藤旭、香川雄介、鈴木竜士、伊藤颯馬、小林泰正、井上昌己、吉田有希、中釜章成と、親王牌で活躍したメンバーも揃っている。
最終日に125期生による7車立てのルーキー企画レースも行われるが、唯一のS級選手である森田一郎が人気を集める。